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どうも、お久しぶりです。

最近ようやく執筆に戻り始めたのですが、私のだめな点をこれまで考えたところ、やみくもに書き続けていたことにあるかな、と思います。
文体や技術も一定のレベルまで到達した今、ひたすらに書いていくのはいささか宜しくないと思いました。
なので、このブログで公開していた作品を一部非公開にして、きちんとしたものを中心に皆様にお届け出来るよう努めていきたい次第です。

また、作品の管理を自身がより効率よく行うためにも、ホームページの完成を急ぎます。

今後とも、宜しくお願いします。

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それから、私はウタも書くようになった。詩、歌詞。そう言えるものを。
時には小説を、時には詩を。
文字と言う媒体で、私は恋を伝えようと思った。
六月、七月、八月、九月、十月、十一月、十二月。
たくさんの人に支えられて、また恋をして。やっと上手くいくと思った。
けれど、それもまた叶うことがなくて、私はウタに身を委ねた。
数えきれないほどの人が恋い焦がれて、恋い慕って。
掴めたと思った瞬間にすり抜けていく大切な人たちを、何度取り戻そうとしたか。
残り続ける想いと、消えて行ってしまう想い人。
私の言葉は大切に思う人を繋ぎ止めることはできず、悲しみの淵に陥った。
一月、二月、三月……。
想う人は、あの人に戻った。
心のどこかで、やはりあの人しかいないと思ったから。
貴方が好きだと、目の前で、伝えたかった。

私は忘れない。
もう一度だけ告白させてもらった日のことを。
叶うはずのない恋。
分かっていても、貴方に伝えたかった。
数多の唄に歌われた恋する人たちのように。
例え実らぬ恋だと、定められていたのだとしても。

長い日々の終わり。
唄は、思わぬ形で私に幸せをもたらしてくれた。
あの日気付けなかったそれは、今、私の腕の中にある。
でもそれをここで語る必要はない。
終わりのない物語はない。
でもそれは同時に、始まったばかりの出来事を物語にできないことを意味する。
だから、私はこの幸せを物語に、ウタにしない。
この心を描いても、この出来事を描きはしない。
少し勝手な気もするけれど、それは私の信念だから。

今の私は、とても幸せだ。
それだけを、ここに記す。

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それは、今からちょうど一年前の話。五月のことだった。
私が出会った次の曲は、別れの歌。
主人公の女の子は、走って彼から離れた遠い所に来てしまう。
そして後ろを振り向くけれど、帰り道はもう分からなくなっていた。
彼女は、旅立つ彼を、涙ながらに見送った。
でも、彼女には、べつの選択肢もあった。
なぜなら、彼に道を開いてあげたのは、彼女だったから。
彼女は、ずっと一緒にいるという選択肢も、選べた。
でも、でも……。
私は、その部分に、泣かずにはいられなかった。
何度その時に戻っても、彼女は、彼のために行かせてあげるだろうと、分かっていた。
愛する人の願いを、叶えてあげた。

こんなにも悲しい愛があるんだって、私は思った。
すごく胸が締め付けられて、そして、悲しくなった。
心の奥底に溜まっていた悲しみが、ほろりほろりと、こぼれ出てきた。
とめどなく出てくるそれを、私は、その時初めて、目にした。

寂しそうな、そんな色をしていた。

いつかまた幸せになれるって、そう信じていた。
でもその時はぜんぜん訪れなくて、むしろ、どんどん遠ざかっていくような気さえした。
そんな私を、ウタは、支えてくれたんだ。

私の出会った、三つ目のウタ。
それは、寂しいはずなのに、とても、幸せなウタだった。

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私を変えたその曲は、先輩に恋した女の子の話。
まだ恋をしていることにすら気付いていない彼女は、泣いていた。
自分のことを輝いているものと比較して、卑下して、落ち込んでいた。
でも、自分の想いを受け入れて、頑張ろうって決めて。

そして……
誰かを好きになることがどれだけ素晴らしくて、どれだけ楽しいことなのかを思い出した。
忘れてたから。
もう二度と好きにならないって思ってた自分が馬鹿らしく思えた。
伝えたい。
たとえ恋をすることが無くなっても、私がしたような甘くて切ない恋の物語を、どこかの誰かに届けたい。
恋をするって、こんなにも素敵なことなんだよって。

私は誰かを照らせるような大きな存在にはなれないし、誰かを包み込んであげられるような大人にもなれない。
でも、出来ることがあるから。

私が本当に物書きになろうって決めてから少しがたった頃――

夕闇 舞は、恋愛小説家の見習いとして、第一歩を歩み始めた。

私を支えてくれたウタ。

でも、私はそんなに簡単に回復したワケじゃなかった。

(続く)

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なぜか気に入ってもらえているこのシリーズ。
私の過去をちょっと脚色しただけなんですけど。
大筋はいじっていないので、回想日記みたいなものになるんでしょうか。
今回タイトルにつけたFWは携帯でよく見られる転送時の記号です。
さて、今から話そうと思うのは、「私とウタ」で二回目の恋に敗れた後のことです。
私の本質にも関わってくるのではと思います。

また負けてしまった弱い私。
もう歌を作ることなんてできなかった。
優しい感情は凍りついてしまい、後に残ったのはあの人を憎むような悪い気持ち。
世に言う「ヤンデレ」になった気分だった。
今も同じ高校にいるけど、それ以降一言も会話をしていない。
大きな愛の裏返しは、心を突き刺すような痛みだった。
諦めたと思っていた私は、心の底で何一つ変わっていなかった。
もう誰も好きになんてならない。
そう誓っても、守れるはずない。
だって、大好きだから。
手を伸ばしたら届きそうのに、そこには見えない柵があった。
私は壊れた。
ガラスが割れるように、大きく音を立てて心が割れるのを感じた。
それまで明るかった私は、暗くて、黒くて、醜い生き物になってしまった。
誰とも話したくなくて、一緒にいたくなくて……
悲しさで、心が埋め尽くされた。
バスの中で、電車の中で、人目を盗んで泣いた。
そんなある日、私はある恋歌に出会った。
それが、私を大きく変えた運命の曲。

(続く)

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HN:
夕闇 舞
性別:
女性
職業:
学生(高校生)
趣味:
小説を書くこと・絵を描くこと
自己紹介:
創作が大好きなとある高校生です。
最近はあまりテレビやアニメを見ませんね。
しゃべり方は時折変化します。
ここでは丁寧語しか使いませんが、リアルでもさほど変わりませんね。
一日一杯のミルクティーが無ければ行動はもはや出来ませんね。
変な趣味はありませんので、気軽に関わり合って下さるととても嬉しいです。
ツイッターの方は、気に入ってくだされば、フォローしてほしいな、と言ったところですね。

プロフィール画像は紗々様に描いていただきました。有難う御座います♪

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